其の壱「誰が為にベルは鳴る」
- 公演終了:
- 1999/03/06 - 1999/03/07
劇団あおきりみかん其の壱
「誰が為にベルは鳴る」
作・演出 鹿目由紀
【あらすじ】
とある高校に、かつては輝かしい実績を残してきた、今はサイアクの弱小委員会があった。
その名も「ベルマーク委員会」。
代々ベル(=女)とマーク(=男)と呼ばれる二人の委員長・副委員長によって活動を続けてきた。 この委員会は、そのかつての栄光のため、生徒会に目をつけられていた。
そんなある日開かれた、半期に一度の生徒会予算審議会。ベルマーク委員会は、生徒会会長と 会計の思惑により存続の危機に立たされる。そんなとき、 「150万点集めて、ベルマークでグランドピアノ買ってやるよ!! そしたら予算倍にしてよね!!」 と奴らの口車に乗せられて、強気に出てしまう委員長ベル。
予算をもっともらいたい美化委員、保健委員、そして暗躍する宗教委員。さらに学園内のどこかに あるという伝説のベルマーク委員の残した「形見のベルマーク」略して「形ベル」の謎も浮かび上がる。
果たして我らがベルマーク委員会は、見事栄光のグランドピアノを手に入れることが出来るのか!!
【CAST】
ベルマーク委員会副委員長 伊達誠:松井真人
ベルマーク委員会委員長 白河 鈴音:鎌田真紀
ベルマーク委員 日比谷 風介:松本眞幸
ベルマーク委員 若松 雪男:ニシムラタツヤ
生徒会長 半蔵門平太:香取聡
会計 萩数也/書記 萩文也:花村広大
美化委員長 金村 磨子:岡山亜希
保健委員長 土田 薬美:後藤祥子
宗教委員長 天野 教子:中元志津
日吉夕子:福山未来
山崎務:活性炭キムチ
ベルガールズ:成田啓子 堀田佳美
【名古屋公演】
1999年
3月6日(土)14:00 / 19:00
3月7日(日)13:00 / 17:00
【会場】
名演小劇場
【STAFF】
作・演出:鹿目由紀
演出助手:松本眞幸
舞台監督:野村宗孝
舞台美術:松井真人 花村広大 香取聡 成田啓子 活性炭キムチ
客席:松井真人
小道具:後藤祥子
衣装・メイク:岡山亜希
音響:塚本玲子 鎌田真紀 堀田 佳美
照明:伊藤 大悟
照明操作:奥田康誠
ピンスポット:寺澤耕司
会計:福山未来
制作:ニシムラタツヤ 中元志津 塚本 玲子
【チラシごあいさつ】
ベルマーク運動というのは、学校への設備援助を目的としたものらしい、と知ったのは、 ごくごく最近のハナシである。小学生の私は、この印がそんな立派なヤツだとは露とも知らず、 「ワケもわからず」集めていたのであった。
もうひとつ言っておくと、この印は、 「ムリなくムダなく根気よく」集めるのが正しい収集法らしい。思えば、偏った性格の私は、 「お、カラムーチョについてんじゃん。これから毎日カラムーチョだな。」という明らかに 誤った収集手段を取っていたのであった。あのころ私は若かった。 そう、ベルマークに対して私はズブの素人であった。
そして、学校の設備品とは無縁になった近頃思うのは、こういうコトである。
「ベルマーク運動って、大人の運動かもしれない。」