其の七「海がとっても青いから」
- 公演終了:
- 2002/06/22 - 2002/06/23
劇団あおきりみかん其の七
「海がとっても青いから」
作・演出 鹿目由紀
【あらすじ】
とある小さな海岸沿いにある、小さな海の家『うみねこ』。 両親を事故で亡くして以来、その子どもである4人兄妹が切り盛りしている。
長男・洋平(ようへい)は、家を出たがっていた。彼は昔から山に憧れているのである。 いつか家を出て、スキーのインストラクターになりたいと、彼は思っている。 しかしやる気満々の姉・岬(みさき)とその夫・竜次(りゅうじ)を前に、 気持ちを伝えそびれているのであった。
そんな想いからか、山に住んでいると偽ってこっそりと文通を始める洋平。 相手の女性の手紙には「海辺に住んでいる」と書かれていた。
そんなある日、突然隣に大きなビルが建設される。 その名も『海の家ビル』。その為に、家に日が当たらなくなり、お客もとられそうになる『うみねこ』。 しかも、経営している天城(あまぎ)一家は、 どうやら七塚(ななづか)家と何か関係があったらしい。 あの手この手の妨害に、海開きを目前にして『うみねこ』は窮地に陥る。
天城家の長女・菜摘(なつみ)はずっと海に憧れていた。海岸で、菜摘と洋平は出会う。 実は洋平の文通相手は彼女だったのである。しかし、お互いそんなことを知る由もない。 どこかであったことがあるような気がして、何となく惹かれ合う二人。
しかし洋平は、おかしいまでに妹思いの兄・渓一郎(けいいちろう)に、目をつけられるのであった。
家を出て、都会で暮らしたいと思っている碧(あおい)や、死んだ両親を恋しがっている鴎(かもめ)。家族のいろいろな想いや願いが交錯する中、果たして洋平は、そして『うみねこ』の運命はどうなるのか?
あおきりみかんがお送りする、初夏にピッタリの甘酸っぱい青春コメディー!
【CAST】
七塚洋平:花村広大
七塚岬:木村仁美(劇団そうめんかぼちゃの会)
七塚竜次:松井真人
七塚碧:林本めぐみ
七塚鴎:大屋 愉快
天城登:尸ケンタロウ(劇団EARTH)
天城渓一郎:ヒート猛(超光速TOY SOLDIERS)
天城菜摘:成田啓子
加賀アゲハ:小黒麻衣
御前崎港介:とみィ(いちごメロン)
【名古屋公演】
2002年
6月22日(土) 15:00/19:00
6月23日(日) 13:00/17:00
【会場】
愛知県芸術劇場小ホール
【STAFF】
作・ 演出:鹿目由紀
舞台監督:井上知也(鶴舞座) 花村広大
舞台美術:松井真人 小黒麻衣 とみィ ヒート猛
小道具:大屋愉快 林本めぐみ 武田早織(ぬいぐるみ製作)
衣装・メイク:成田啓子 ヒロ(フリー) 木村仁美
照明:吉戸俊祐
照明オペ:水谷悦子(劇団時計の下)
音響プラン:鹿目由紀 塚本玲子
音響操作:神阪立人
会計:松井真人
制作:中元志津 塚本玲子 石丸徹 伊藤利佳
【チラシごあいさつ】
「うみ」という言葉を聞いて思い出すもの(抜粋)。
(1)小学校のときクラスが一緒だった七海さん。 よく「GU-GUガンモ」ごっこをして遊んでいた。
(2)中学生のとき、毎年家族で行っていた新潟の海。
(3)盆地生まれの盆地育ちである私が、従兄弟の家に遊びに行って、 初めて海を見たときの感動。
(4)「♪う~み~は~ひろい~な~おおき~い~な~♪」というフレーズ。
(5)海の家。
(6)ウミガメが泣きながら卵を産む姿。おそらく 「海」と「産み」がかぶっている。と同時に、 亀仙人のじっちゃんと一緒にいるヤツのことも思い出してしまう。
(7)サザンオールスターズ。と同時に、 母とサザンがいいかゴダイゴがいいかで言い争いになったことも 思い出してしまう。結局母がいいと言っていたサザンが今でも活躍している。
(8)鳥羽一郎。と同時に山川豊も思い出してしまう。「兄弟船」だからね。
(9)若大将。と同時に青大将も…(しつこいって)。
さてさて、皆さんもいろんな「うみ」を思い出すことでしょうね。 がしかし今回は、(5)にまつわる話でございます。
これを見れば、海に出掛けたくなること間違いなし。
ずばり、シードリーム・ホームコメディー(長い)!!
ひとあしお先に、夏めいちゃってくださいね。