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其の拾七「漂流裁判」

公演終了:
2007/11/01 - 2007/11/25
其の拾七「漂流裁判」
其の拾七「漂流裁判」

劇団あおきりみかん其の拾七

「漂流裁判」(名古屋市民芸術祭「審査員特別賞」受賞作品)

作・演出 鹿目由紀

 

【受賞のお知らせ】
名古屋市民芸術祭「審査員特別賞」を受賞いたしました。


【あらすじ】
『場所』は気分を左右する。
一人布団で悩んでいたことは、行きつけの喫茶店でコーヒーをすすれば解決したり。
二人部屋で悩んでいたことは、ドライブに出かければあっさり消えてなくなったり。
三人修羅場で悩んでいたことは、出るとこに出ればまとまったり。
かといって本物の裁判所に行ってまで解決しなくても良い事は、この『裁判所』にお任せ。

最近、巷で噂の『疑似裁判所』。
犯罪じゃない事件ならなんでも持ち込みOK。
そんな『場所』で起こった、ある面倒くさい事件のこと。
あおきりみかんが憂いの秋にお送りする、ニセ法廷悲劇喜劇。

 

【CAST】
織田:山内庸平
長澤:大屋愉快
丹波:松井真人
大竹:木村仁美
吉永:山口未知(劇団B級遊撃隊)
徳光:山中崇敬
幸田:成田けい

前川:とみィ(いちごメロン)
中森:鹿目由紀
山本:近藤絵理
陣内:手嶋仁美
石川:篠原タイヨヲ
内山田:平田惇也
川中:梶田恵子
天童:登澤良平

 

【名古屋公演】
2007年 
11月1日(木)19:30
11月2日(金)19:30
11月3日(土)14:00/19:00
11月4日(日)13:00/17:00


会場:愛知県芸術劇場小ホール

 

【東京公演】
2007年 
11月23日(金)19:30
11月24日(土)14:00/19:00
11月25日(日)13:00/17:00


会場:池袋シアターグリーンBOX in BOX THEATER

 

【STAFF】
作・演出:鹿目由紀
演出補佐:松井純子
舞台監督:井上知也(鶴舞座) とみィ 山中崇敬
舞台美術:松井組
小道具:チーム「匠」
音響:近藤絵理 山内庸平
音響操作:神阪立人(フリー)
照明:花植厚美(flower-plant)
照明操作:則武鶴代
照明補佐:串田文江 田中陽子 梶田恵子
衣装:成田けい 松井純子
制作:宮田瑞江 中元志津 篠原タイヨヲ 正手道隆 登澤良平
制作補佐:ぺんぺん(劇団シロマネスク)
会計:木村仁美 花村広大 手嶋仁美
宣伝美術:鹿目由紀 松井真人
撮影・映像:muvin
グッズ:伊藤利佳
ヘルパー:石丸徹 長谷丈二 松野有加里
受付:中島緑(フリー) 松岡愛(フリー) 土田愛子(フリー) 臼井亜鶴(フリー) 奥村明日香(フリー) タチカズナ(フリー) 我月光輝(キリンプロ) 尾関崇之(劇団EARTH) 篠木美佳(いちご一会)

 

【パンフレットごあいさつ】
母に、私はどういう人間なのかと尋ねたことがある。
そそっかしい、忘れっぽい、注意力散漫。
誰にでもホイホイついていく、誰にでも良い顔をしたがる。
飽きっぽい、コツコツできない、女らしくない。
そんないかにもダメな性質が沢山あがった後、母は付け加えた。

「だけど、基本的には素直で明るいんだよね」

それ以来、ことあるごとに、この言葉に救われている。
どんなにへそ曲がりになっても、暗く沈んでも。
「基本的には素直で明るい」のだ。そういう自分であろう。あるべきだ。
そんな拠り所として、母の言葉は脳裏にこびりついている。
歳を重ねてきて、自分を見限りたくなる回数も増えた。
人間としても、女としても、それ以外のなにかとしても。
けれど「基本的には素直で明るい」を信じて、なんとか生きてみる。
今日もなんとか、生きてみるのだ。

擬似裁判所という、裁判所に良く似た場所。
今日も拠り所を求めて、色んな人が訪れる。
色んな人は、色んな悩みを持ち、色んな拠り所を求めている。
自分の思い描く『ホンモノ』を求めている。

最後まで、ごゆっくり傍聴ください。

其の拾七「漂流裁判」
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劇団あおきりみかん