劇団あおきりみかん

劇団あおきりみかん其の伍

「つかずはなれず」

作・演出　鹿目由紀

【あらすじ】
ごくごく普通のOL・十和田 優里（とわだ ゆうり）は、ある日見知らぬ場所に横たわっていた。
「また飲み過ぎて、記憶なくしちゃったかなー」と、 後悔しながら右往左往していると、 同じ会社の後輩で恋のライバルでもある中禅寺 麗奈 （ちゅうぜんじ れな）と、 ばったり鉢合わせてしまう。
始めは作り笑顔で牽制していた二人だが、 憧れの君・檜原 華珠人 （ひばら かずと）のことに話が及ぶと、 激しく牙をむき出して戦闘態勢に入ってしまう！
が、突然そんな二人の目の前に、オーソドックスすぎるユーレイの格好をした、 見るからにうさんくさい男が現れる。そして笑顔で、「ウェルカム・トゥ・霊界！」 そう、なぜだか二人は、一緒に死んでユーレイになっていたのであった！ 男の仕事は、彷徨うユーレイを導く「指導員」なのだという。 男いわく、二人の選択肢は3つ。誰かの守護霊になるか、 指導員になるか、それとも人間に復帰するか。
迷わず人間に復帰する道を選ぶ優里と麗奈。
だがこの道を全うするには、二人で仲良く、ある「特別なこと」ができなければならなかった。
仲良くなんてできるもんかと、またまたケンカする優里たち。だが、愛する華珠人に再会するため、やむなく力を合わせることを決意する。
果たして二人は、晴れて人間に戻ることができるのか？
二人の恋の行方はいかに！？
そして、二人の死の真相はいかに！？

【CAST】
十和田 優里：成田 啓子
中禅寺 麗奈：鎌田 真紀
神竜 化子：福山 未来（フリー）
十和田 仏由子：木村 仁美（劇団そうめんかぼちゃの会）
本栖 成美：大屋 愉快
十和田 剛：花村 広大
諏訪 岩夫：松井 真人
檜原 華珠人：大竹 浩史（劇団獅子）

【名古屋公演】
2001年
4月12日（木）19:30
4月13日（金）19:30
4月14日（土）14:00/19:00
4月15日（日）13:00/17:00

【会場】
七ツ寺共同スタジオ

【STAFF】
作・演出：鹿目由紀
舞台監督：花村広大
大道具：活性炭キムチ（フリー）
客席：松井真人
衣装・小道具：成田 啓子　大屋 愉快　木村 仁美
音響：ＲＲＳ　鎌田 真紀
照明プラン：西村 紀和（桜姫のお遊戯草子）　大竹 浩史
照明操作：寺澤 耕司
会計：鎌田 真紀
制作：中元 志津　塚本 玲子　福山 未来　伊藤 利佳

【チラシごあいさつ】
私は、無類のユーレイ好きであります。
どうしてユーレイが好きなのか。それには、以下の３つの理由がございます。

①いろいろ悔やんで彷徨っていそうなところに親近感をおぼえるから。
②お化けや妖怪と聞くとおどろおどろしいヤツを想像してしまうが､ ユーレイと聞いて思い浮かぶのは「柳ユーレイ」の顔だから（たけし軍団参照）。
※柳ユーレイをどうしても思い出せない方、 間違えて､つまみ枝豆を思い出さないように気をつけましょう。
そして、
③私に霊感がないので、あまり会わなくて済むから。だって会っちゃったら怖いもん。

もし私に宜保愛子や丹波哲郎のような霊感があったなら、おそらく今ほどは彼らのことを好きではなかったでしょう。 イヤもしかすると私はただの､柳ユーレイファンなのかもしれませんね。 さてさて、既にお分かりでしょうが、今回のあおきりみかんにはユーレイが登場します。
おっと、そこの怖がりの貴方､ご安心ください。 決して怪談ではありません。
名付けて「ジャパニーズ・ゴースト・コメディー」！！
どんなユーレイが現れるかは､観に来てからのお楽しみっ。