其の弐「殺人は突然に」
- 公演終了:
- 1999/09/11 - 1999/09/12
劇団あおきりみかん其の弐
「殺人は突然に」
作・演出 鹿目由紀
【あらすじ】
三十路も間近の東山実咲は、つい最近結婚を前提につき合っていた男性に別れを告げられたばかり。
そんな傷心の彼女に、なんと温泉旅館のペア宿泊券が送られてくる。
「いったい誰と行けばいいのよ」
と途方に暮れる彼女のところに、タイミングよく現れた、遠い親戚の年下男、花巻秋司。
とりあえずこいつだとばかりに秋司をつかまえた実咲は、温泉旅館へと足を運ぶ。
しかし、たどり着いてみれば、そこは見るからに怪しげな洋館であった。
しかも突然二人を襲う連続殺人!!
外界とは遮断された洋館の中で、深まる疑惑。
そして危機的状況に、燃え上がる二人。
果たして犯人は誰なのか?
そして殺人の目的はなんなのか?
期待と不安と笑いの入り乱れるサスペンス・ラブ・コメディー。
【CAST】
東山 実咲:福山 未来
花巻 秋司:松井 真人
オリエント館主人 蒲生 茸男:活性炭キムチ
メイド 天童 米子:伊藤 利佳
シェフ 俵山 収:五十川直樹
令嬢 嬉野 水穂:中元 志津
その秘書 鳴子 紅葉:成田 啓子
振付師 修善寺稲太郎:松本 眞幸
ロッカー 城崎 丈:花村 広大
芸者 暮奴:後藤 祥子
子供 ???:杉田真里子
探偵 鬼怒川優作:香取 聡
【名古屋公演】
1999年
9月11日(土)14:00 / 19:00
9月12日(日)13:00 / 17:00
【会場】
スタジオ座ウィークエンド
【STAFF】
作・演出:鹿目由紀
舞台監督:香取聡
舞台美術: 松井真人 五十川直樹 香取聡 成田啓子 花村広大
小道具:後藤祥子
衣装・メイク:福山未来 伊藤利佳
音響効果:福江元秀
照明:松本眞幸 寺澤耕司
制作:中元志津 伊藤利佳
【チラシごあいさつ】
「火曜サスペンス劇場」(略して火サス)には3つの種類があるのではないかと 私は分析しています。
まず第一に挙げられるのは「A級火サス」。 これは水谷豊、市原悦子などの層々たるメンバーを従えた火サスとして、 好視聴率をマークしています。シリーズものとしても成功しているようです。
第二に、「異色火サス」。これは火サスのシリアス部門担当としての重要な 役割を担っています。主に心理捜査、科学捜査などの 専門的な分野に力を入れたストーリーが魅力です。 (専門用語の解説がテロップで流れるのもまた魅力です。)
そして第三の火サス、これはすごいの一言に尽きます。 主演は、絶対片平なぎさ。そして脇を固めるのは絶対船越栄一郎。 どんなになぎさの職業がちがってても栄一郎。意味のなさそうな 二人の恋の駆け引き。あやしい京都弁。そしてトリックなんだか わからないトリック。その原作のほとんどが山村美紗。しかし私は、 火サスにおいてこれほどエンターテイメント性をもつものは存在しないと 思っています。(ちなみに、片平なぎさは火サスにおいては女王と 呼ばれています。)えらいぞなぎさ。えらいぞ火サス。
追伸、美女3人温泉ものもお忘れなく。