ぽんかん劇場 其の参 「1と2と3と4と5」
- 公演終了:
- 2005/03/11 - 2005/03/21


劇団あおきりみかん ぽんかん劇場 其の参
「1と2と3と4と5」
作・演出 鹿目由紀
【あらすじ】
15分×5話の短編からなる2人芝居のオムニバス。
花山町のどこかで同時刻に存在している、
いろんな『2人』のおはなし。
1・・・ローカルラジオ局にて・・・。
2・・・ケーキ屋さんにて・・・。
3・・・ある部屋にて・・・。
4・・・????
5・・・ある会合の場にて・・・。
?・・・??????
【CAST】
市乃谷マサル:花村広大
松本道佳:大屋愉快
二ノ宮結香:近藤絵理
杉山多美:水谷悦子
杉山慎之介:山中崇敬
三本橋照海:手嶋仁美
吉川さん:松井真人
四方堂さん:木村仁美
五条河原翠:東方るい(演劇人冒険舎)
高杉甚作:ヒート猛(フリー)
六田さん:とみィ(いちごメロン)
【名古屋公演】
2005年
3月11日(金)19:30
3月12日(土)14:00/19:00
3月13日(日)13:00/17:00
3月14日(月)19:30
3月17日(木)19:30
3月18日(金)19:30
3月19日(土)14:00/19:00
3月20日(日)13:00/17:00
3月21日(祝)13:00/17:00
会場:G/pit
【STAFF】
作・演出:鹿目由紀
舞台監督:井上知也(鶴舞座) 山中崇敬
舞台監督補佐:花村広大
舞台美術:松井組
小道具:チーム「匠」
衣装・メイク:ヒロ
音響プラン:近藤絵理
音響操作:神阪立人(フリー)
照明プラン:則武鶴代
照明操作:篠木美佳
制作:水谷悦子 中元志津 手嶋仁美 木村仁美 篠木美佳 宮田瑞江
宣伝美術:高畑あかり 鹿目由紀
受付:小崎康史(KOMEKAMIクラッシャーズ) coma(劇団Unbalance Paradise) 大友麻由子(劇団遊色市場) 西泉(フリー) 中島緑(フリー) 高阪杏実(フリー) 藤井由美(フリー) ヒロ 石丸徹 伊藤利佳 中元志津 塚本玲子 結城真奈美 長谷丈二
ヘルパー:塚本玲子 伊藤利佳 林本めぐみ おぐろまい 石丸徹 結城真奈美 長谷丈二
【チラシごあいさつ】
2人は怖い。
いや、正確に言おう。怖かった。おそらく小学校高学年から中学校までだったと思われる。
いや、もっと言おう。今だってちょっと怖い。この人と突然2人きりになったらどうしようと思う人は、世の中にたくさんいる。
いや、かといってそれは、「危険を感じる」とかその類のことではないのだ。
いや、つまりは何を話したらいいものやら困ってしまうという意味で、怖いのだ。
だって2人なのだ。
つまりヤマダさんが話しかけたら、スズキさんが応えてくれない限り、ヤマダさんの話しかけた言葉は空に響く。「いつ、もう一度話しかけようかしら」ヤマダさんは、タイミングを図りつつ、冷や汗タラタラになるのだ。
3人ならば平気だ。
ヤマダさんが話しかけたことにスズキさんが応えてくれなくてもイトウさんが応えてくれる。もしくはどちらも応えてくれなくても、ヤマダさんには「どっちに、いつ、もう一度話しかけようかしら」という選択ができるのだ。この余裕にはだいぶ救われる。 2人はやばい。
テレビなどで2人きりのトーク番組を観ていると、「あれだぞ。いつ殺されてもおかしくないぞお前」という脇役を見守るくらい、手に汗握る。
特に『徹子の部屋』には、脂汗が垂れそうな勢いだ。明らかに、この『お部屋』の空気を掴めていないゲストの時などは、途中で耐えきれなくなりチャンネルを変えることもしばしば。『笑っていいとも』はまだいい。100人のお客さんが助けてくれる。『スタジオパーク』に至っては、司会進行する側が2人いるから問題ない。つまりそれは、話す側に「どちら中心に視線を向けて話す話題か」選ぶ権利があるワケであって、これなら、観る側も安心して観ることができる。
とにかく、2人というのはスリリングで特殊な状況だ。しかしながら特殊だからこそ生まれる独特の空気と魅力がある、と言える。
今回の主役たちも、2人です。場所も関わり合いも、まったく違います。
お久しぶりです。近距離でお会いします。
あおきりみかん初の、オムニバス公演。
どうぞ、お楽しみください。